2022.01.15
海外アートニュース(12月1日ー29日)& フェア・オークションスケジュール(2022年2月)
あけましておめでとうございます。
美術の森で本年より、大胡アートアドバイザリー合同会社の協力を得て海外のアートニュースを掲載します。
特に世界的なオークションの結果が様々なアート分野に影響を与える中、少しでそれらの動きを身近に感じてもらえればと思います。本年も美術の森へのご支援をよろしくお願いいたします。
海外アートニュース
アートバーゼル マイアミのベストブース14選-artnews
https://www.artnews.com/list/art-news/artists/art-basel-miami-beach-2021-best-booths-1234611797/moises-patricio-at-galeria-estacao/
1984年アンディーウォーホールは、Lynn Goldsmithが撮影した歌手プリンスのポートレート写真を使用して作品を制作したが、Goldsmith側は許可無く自身の画像を使用されたとして訴訟を起こしている。ウォーホール財団は敗訴したが上告し最高裁へ。。-artnews
https://www.artnews.com/art-news/news/warhol-foundation-lynn-goldsmith-prince-portraits-supreme-court-petition-1234613026/
チームラボは似たような没入型作品を制作した中国企業へ訴訟を起こし勝訴した。-artnet
https://news.artnet.com/art-world/teamlab-wins-copyright-case-china-2049729
メラニア トランプは彼女の独自のNFTプラットフォームを開始した。元大統領夫人として最初の活動となる。”このプラットフォームを通じて子供たちがコンピュターサイエンスを向上し、プログラミングやソフトウェアの発展に寄与したい”-artnet
https://news.artnet.com/market/melania-trump-launched-nft-platform-first-offering-watercolor-eyes-branded-amulet-inspire-2049967
イタリア・ウフィツィ美術館と上海・Bund One美術館はイタリア・ルネサンスの傑作を含むフィレンツェ美術館の作品を特集した5年間で上海で10回の展示会を予定する協定に署名した-Press release Ministry of Italian foreign affairs
https://www.esteri.it/en/sala_stampa/archivionotizie/comunicati/2021/11/firmato-accordo-uffizi-bund-di-shanghai-di-maio-racconto-a-tutto-tondo-del-nostro-paese-e-delle-sue-meraviglie/
同じ版画を所有している別々の2人は各々のNFTを作成できるのか?アメリカ著作権協会の/Katarina Feder/が全ての質問に答えます-artnet
https://news.artnet.com/opinion/know-rights-november-2040760
元クリスティーズのLoïc GouzerはNFTの新会社”Particle"を設立。第1弾としてバンクシーのLove is in the airを先日のオークションで$12.9Mで購入、これをNFTで分散所有化する。10,000NFT(トークン化)して2022年1月10日〜14日の間に、1NFTあたり1,500米ドルで売り出す。-artnews
https://www.artnews.com/art-news/market/particle-nfts-banksy-1234610311/
米国ワシントンDCのハーシュホーン美術館は、杉本博司が設計した彫刻庭園計画がボードメンバーから承認を得た-art daily
https://artdaily.cc/news/141791/Hirshhorn-wins-approval-for-Hiroshi-Sugimoto-s-Sculpture-Garden-revitalization#.YcVqJS9Uvi0
故ラガーフェルドの遺品(アート、服飾、その他)などがサザビーズでオークションにかけられ総額$13.5Mになった-artnet
https://news.artnet.com/art-world/karl-lagerfeld-sale-monaco-2044912
クリスティーズはOpenSeaという会社のプラットフォームを利用して新たにNFTのオークションを開催した。従来のオークションと違いエスティメートが表示されない、など仕組みの違いもあったのか結果はあまり伸びなかった-artnews
https://www.artnews.com/art-news/market/christies-opensea-nft-sale-1234612759/
ARTbnkがデロイトの2021年アート&ファイナンスレポーの各スライドを引用掲載。引き続きアートの所有や65%のコレクターは作品の資産継承サービスに相談し、美術品を担保にしたアートローンは2019年から1.5倍に増加し、成長している。-artbnk
https://www.artbnk.com/blog/2021/12/9/art-as-a-financial-asset-deloitte
2021年、マーケットトレンドを変えたオークション落札結果5選。①Beeple。②Banksyの刻まれた作品の再オークション、③Frida Khalo($35M),④サザビーズがラスベガスで開催したMGMリゾーツのピカソ10作品オークション、⑤アフリカ系アメリカ人アーティストRobert Colescotの作品を落札したのはジョージルーカスだった。2023年に開館する美術館のコレクション-liveart
https://liveart.io/blogs/editorials/five-sales-that-changed-the-art-market-in-2021
ブロンクス美術館は開館50年経過し、約23億円の寄付により改装を始める。館長は「改装後はもっとローカルコミュニティーと距離の近い美術館を目指す」とコメント-artnet
https://news.artnet.com/art-world/bronx-museum-announces-50th-anniversary-transformational-renovation-2050029
シャネルは2021年のアワード受賞者10名を発表した。このアワードはアート、ミュージシャン、パフォーマンスなどの分野から選出。各作家に100,000ユーロが贈られる。Chanelアートファンドは、パリ・ポンピドゥセンター、ロンドン・ナショナルポートレートギャラリー、ロサンゼルス・アンダーグラウンド美術館、モスクワ・GES-2と連携して文化支援を行っていく-artnews
https://www.artnews.com/art-news/news/chanel-next-prize-2021-winners-1234613106/
サザビーズは2021年$7,300,000,000(約8,200億円)と売り上げを発表。過去最高-artnews
https://www.artnews.com/art-news/market/sothebys-2021-sales-record-1234613533/
クリスティーズは2021年$7,100,000,000(約8,000億円)と売り上げを発表。この5年間で最高金額となった-artnet
https://news.artnet.com/market/christies-reports-2021-results-best-five-years-2052122
フィリップスは2021年$1,200,000,000(約1,300億円)と売り上げを発表。2019年の売上高から35%のアップを記録。香港の本社は西カオルーン地区に新社屋を構える。「この社屋を構えることにより今までホテルを利用していた段階から一段階上がり、常にオークションやプライベートセールを開催できる体制を整えた」とコメント-artnet https://news.artnet.com/market/phillips-expanding-asia-west-kowloon-2049977
海外アートフェア
2月17日ー20日 フリーズLA ロサンゼルス
https://www.frieze.com/fairs/frieze-los-angeles